路上練習5日分も終えて無事、技能試験を受けれる!ということで、技能試験を受けに行きます。
二俣川の免許センターへ
技能試験は午後の試験を予約しました。季節が夏だったので、なるべく歩行者が少ない気温の高い時間帯を予約するという小ずるい思惑がありました笑
どのコースが出るか不安だなーと思ってたのですが、二俣川の免許センターに行くまでの道で車が渋滞していたのでA/B/Cはたぶん出ないな…とちょっと心が軽くなりました。
これは勝手な予測ですが、社会人が休みを取りやすい日を試験日にすると渋滞が起きやすく、D/E/Fの確率が高くなる気がします。(免許更新のため免許センターまで自家用車を運転して来る人が大量にいるため)
技能試験受付
技能試験受付をすると、番号が書かれたカードを渡されて指定の待合室に向かうように言われます。
受付の時にすでに、警察官の圧力を感じます。こわいよー!!!ピリッとした雰囲気でした。
待合室でしばらく待つと、アタッシュケースを持った試験官たちがわらわらやってきて試験の説明をしてくれます。本日の試験は方向転換とのこと。
注意点として、試験中にコースの指示をされたらちゃんと返事をするようにということを言われました。
また、途中で道をまちがっても減点にはならないが、正しいコースに戻るまでの間も採点に入っているよとのこと。みんな真剣な顔で試験管の話を聞いていました。
マニュアル試験の人に同乗(Fコース)
もらったカードは5番だったので、自分が呼ばれることはないなーと気を抜いていたらいきなり番号をよばれてびっくりします。
車の前で氏名の確認をされ、特定講習の終了証明書を回収されました。
鞄はそのまま持ったままで後部座席に座るように指示されます。車に乗り込む時にクラッチが見えたので、マニュアルの試験かー!と納得します。(教習所で、不正が起こらないように試験は他の受験者もかならず誰か一人は同乗することを聞いていました)
もう一人の受験者はかなり若い方で、おそらく初めて免許を取得しようとしている方でした。(一発試験でマニュアルの試験を受けるとはかなり勇気ある方ですね!)
受験者の方が車に乗り込んだ際に、Fコースですと試験官に言われていました。(自分はこの時、自分もこの方と同じFコース?一番コース覚えてないや!とドキドキしてました)
試験場をでるまでは試験官が運転してくれます。安全確認のスムーズさと、制限時速に乗るまでの加速等運転さばきがさすがすぎて緊張しながらもひっそりと感動していました。
試験場通りに出て、試験がはじまります。最初の右折の手前で、「ここで試験走行(採点基準に入らない走行のこと)終わりです」という声がかかります。(試験前まで勘違いをしており、右折までは試験走行だと思ってましたが正しくは右折の手前まででした)
運転操作も危なげなくさくさくと進んでおり、マニュアルなのにすごいなーと思っていたのですが、交差点の左折にさしかかった際、自転車がきていたのを見落として徐行で進もうとしていたので、「バーン!!!」と思いっきり急ブレーキを踏まれます。(試験官のブレーキ信じられなくらい勢いがあるのでかなりビビります。)
ブレーキのいきおいにドキドキしながらも、左折するとすぐに停車したバスがありそれを追い越します。位置的に若干見づらかったため安全を確認するため試験官がめっちゃ乗り出して確認していたのが印象的でした。
バスを乗り越えた後すぐに左折の指示があり、「試験はこれで中止だからね」という言葉がけがありました。Fコースをショートカットしてそのまま試験場に戻ります。
試験場に戻ったあと、私の番号を呼ばれ、車を変えてすぐに呼びにくるから待合室で待っておくように言われます。
しばらくたつと、5(私),6,7番の方~と呼ばれます。
マニュアルの方が終わったらその場でAT車に交換して私のFコースの試験が始まるかとおもっていたのですが、どうやらメンバーチェンジをしてAT車3人組で試験が始まるようでした。
一発試験ATは3人一組でD/E/Fコース
試験車前に行くと、試験官に荷物をトランクに入れ、助手席に座るように指示されます。助手席に座る際は助手席の位置を絶対に動かさないように指示されました(試験官が試験中に確認しやすい位置に設定されてるためだと思います)
助手席に乗り込んだら、試験官からDコースですと言われました。個人的にDコースが一番慣れ親しんでおりDコースになったらいいなと思っていたので、心の中でガッツポーズでした。
試験場を出ようとすると、試験官があきれ笑いみたいなことをして車を出ていきます。
なんだろう…と思っていたら、試験場に駐車している護送車のまえで喫煙している人がいて注意していました。(こっちはめちゃくちゃ緊張していたのですが、中にはリラックスしている人がいてすごいな…と思いました笑)
Dコースの試験が始まり、1つ目の右折を超えたあとギアをローに入れ、ゆるい下り坂を超えたあと2つめの右折(試験場の壁などがあり見通しの悪い右折場所)の際に若干タイミングを逃してもたついてしまいました。
停止線の前でもたついていたら、試験官が紙に何かをかく音が聞こえ、やばい…発信手間取りか何かをとられたかな…と若干不安になります。
その後、試験がたんたんと進み、停止課題を行うエリアに行くため小さい道に入ろうと左折した際、若干左折大回りになってしまったかなという場所がありました。その時も試験官が紙に何かを書いている音が聞こえます。左折後若干ビビりながら右折し、停止位置に停め、サイトブレキーを引き、ギアをパーキングにして「止まりました」と申告します。(この時も紙に何かを書かれていました。個人的に若干寄せが甘かったかな?と感じましたが、停止課題で止まった時は他の人の時も試験官何か書いていたので、いつも何か書くのか、実際に寄せがあまかったのかよくわかりませんでした。)
停止課題の後、しばらく走っていると道路上で立ち往生している車がありました。最初何が起こっているのかよくわかっていなかったのですが、追い越しする際にちらっと往生しているくるまを見ると単独事故を起こしている模様。イレギュラーなことがあり、ややビビりました…
その後、商店街の手前で右折するための坂を上る途中、先ほどの事故を見てややびびってしまったため速度がやや制限速度から遅くなってしまい、その際も試験官が紙に何かをメモする音が。。。
その後狭い道を連続で曲がるDコースの難所を迎え、その際も若干大回りになってしまったな…と感じる場所がありましたがそこは特に何もありませんでした。
コースの最後付近に、二俣川試験の名所、坂道発進する場所がありますが、そこでサイドブレーキを操作した後ダッシュボードに手をぶつけてしまい若干の恥を感じながら最後の交代場所に向かいます。
ここまでは、やった!試験コース全部走れた!という達成感であふれていたのですが、のちのちの他の人の運転を見ていると、自分よりはるかに運転がスムーズ、試験官が紙にメモをする回数も少なく自身をなくします。運転交代前が一番、能天気にハッピーな気持ちであふれてました……
Dコースの課題を終え、次の受験者と運転を交代します。Eコースの受験者は、乗り込んだ後座席の調整等かなり時間をかけており、最初心配になったのですが運転開始するとスムーズな運転でした。ただ、運転開始した後、ハンドルの持ち方が内掛けになってしまっており、試験官に内掛けはやめてね。という言葉がありました。Eコース始めにある下り坂を下がる際のギアをローに入れるタイミング等、教習所で教えてもらっておりポイントがわかってる方だなーという印象で試験官が紙にメモをする回数も全然ありませんでした。
ただ、停止課題の際に、Eコースは坂を過ぎた後、坂の中腹より下のあたり、具体的にいうと塩谷さんの家らへんで車を止めなければいけません。しかし、そのポイントをややすぎたあたりに停車してしまっていました。すると、運が悪く、反対車線のバス停にバスが停車してしまいました。バスの後続車がこのバスを追い越そうとすると、バスと試験車のスペースが狭くなっているため追い越しにくそうな感じになってしまいました。このため、(恐らくですが)対向車妨害で点数引かれてしまっているかもな…という感じになってしまっていました。(試験官は紙に何かを書いていましたが、停止課題の時はいつも紙に何かかいていたので実際に減点されていたかはわかりません。)
停止課題の部分以外は完ぺきで次の受験者に代わるために免許センター近くまで戻ります。Eコースの停止課題は止めるのが早すぎると坂の頂上付近と認識されてだめですが、遅すぎると反対車線の都合などが絡んできて難しいですね…インターネット上ではDコースが難易度が一番高いと言われてるのを見ましたがペーパードライバーの自分的にはEコースが一番難しく感じました。(停止課題の場所が難しい、坂道発進を使うかが信号によって左右される、ガードレールが近い場所の左折あり、交通量の多い道での右折が多いので信号のタイミング掴むのが難しい、コースの難所ポイントが集中力が切れたころにやってくるなど)
最後の受験者は、Fコースでした。試験開始後、(試験走行なので採点には入っていないと思いますが)発進直後ウィンカーを戻し忘れてウィンカーを戻してくださいと注意されていたところ以外は全部スムーズな運転でした。試験走行が終わったあとすぐの下り坂のところで引っ越業者のトラックや宅急便の車が連続して止まっており、その車を避けるのが大変そうでしたがそれ以外はイレギュラーなことは起こらず、試験場に戻っていきました。
試験場の門を開ける際に、それでは次に3人とも構内課題に入ります。と言われました。
3人の路上課題が終わり、私が一番紙に書かれていたので、構内課題はできないかもな…と思っていたので若干の喜びを感じましたが、紙に書かれた回数から持ち点も少なくなってるだろうなと思い、かなり緊張がピークに達します。
構内課題は左方向転換
構内に入ったら方向転換の課題に入ります。教習所で方向転換の練習をした際、左バック失敗したので左方向転換になりませんようにと祈っていたら、普通に左バックの方向転換でしたwなんでや!
試験官と運転を交代し、運転席に座ります。指定ポイントに入るように言われ入ったら、左方向転換を始めます。
教習所で方向転換の練習をした時にも注意されたのですが、バックで窓を開けて確認する際に、窓を開けるボタンを適当に推しまくるクセがあり、本番でもボタンを適当に推していたら運転席の窓と後ろの窓があいてしまいました……試験官が冷静に、後ろに座ってた他の受験者に「窓しめていいよ」と言っており、自分もあせって「すみません」と謝りました……はずかし……
二俣川での方向転換の場合、教習所では車を斜めにして入れるように教わったのですが、前に進むのが足りな過ぎて、かなり右側によってしまいました…
入れる途中で、1回切り返しは減点なしだよな…と思いながら1回切り返しをしたのですが、切り返しを始めた位置が悪く、方向転換の場所に入れ終わった後もかなり右寄りに、、、(ワンチャンいけるかもしれませんが)このまま無理やり出て行ってポールに当たってしまい試験終了になるか、減点覚悟でもう一度切り返すか迷いました。ポールにあたって一発失格よりは、減点になって累積で失格の方が今後のためにも振り返りできるからいいかなと思い、もう1度の切り返しを選択。なんとか中央付近まで幅寄せして方向転換を終えることができました。
最初の指定ポイントまで戻り、次の試験者と交代します。
次の試験の人も同様に2回切り返しで方向転換し、指定ポイントまで戻ろうとしたとき、いきなり試験官に「バーーーン!」とブレーキを踏まれます。一時停止見落としでした。構内にも一次停止や信号があるのですが、私のように仮免試験を受けずに路上の技能試験のみ受験しようとすると構内の一時停止や信号の場所を見落としがちになってしまいます。(方向転換の試験の後の運転だけどこれは試験内容に入ってるのかな?どうだろう?と思いながら次の受験者の方の方向転換の番になります。
次の方は、非常に落ち着いており、切り返しもなく一発で方向転換を成功させていました。
指定ポイントに戻ったあと、試験官が運転を代わり運転席に入るように言われ、他の受験者は外で待っておくように言われます。
これが噂の試験後のワンポイントアドバイスの時間かぁ、、、とドキドキしながら入ります。
運転席に入ると、試験のピリッとした雰囲気ではなくやや柔和な感じの試験官の表情で、試験時のメモをみながら「路上課題は特にいうことはありません。ただ、、、、、方向転換、どうしたぁ????」と言われます。
ですよね。。。って感じでしたが、「ハハッ」と乾いた笑いを返すしかありませんでした。
方向転換なにが悪かったかわかる?と聞かれ、前に出すのが足らなかったよねぇ。もう少し前に出る必要があるね、あと、試験中に緊張が伝わってくるような運転で、運転にスムーズさがないともらい事故になるから気を付けてね。と言われました。(最初に路上運転特にいうことないって言ってくれたのは、ほんとはよくなかったけど方向転換が悪すぎて気を使っていってくれたんやな、、、これは落ちたな、、)と思いながら沈んだ表情でありがとうございました。といって運転席を出ようとすると、「あ、ちょっと待って」と引き止められます。
「この紙を持ち帰って上司の許可を貰わないとまだ合格確定は貰えないんやけど、僕的には本日の内容で試験合格だから、収入証紙を買って待合室でまってていいよ」と言われ、信じられなさ過ぎて。「えぇっ?本当ですか」と思わず言ってしまいました。(合格確定してないのに収入証紙買ってもいいのかな?と不安になりましたが私が方向転換で時間をかけすぎたせい&マニュアルとATの試験車で2ターン往復していたグループのため、受験者の中で一番試験終了が遅いチームとなってしまい、収入証紙窓口が閉まる時間に近くなっていたためだと思われます。)
収入証紙を購入し、待合室で待ってしばらくすると、試験官に窓口に呼ばれ、5番(私)と7番の方はは機械で紙を発行して、写真撮りに行ってください。と言われます。(6番の方は構内で方向転換の後ブレーキ踏まれたけど方向転換終了後の出来事だったので採点基準に入っておらず合格できるかもなと思っていたので驚きでした、、、最後のポイントに戻るまで試験は続いているんですね)
免許発行
写真撮影の前の待合室で待っていてしばらくすると写真撮影コーナーで顔写真を撮影します。待合室で思ったよりも待ちましたが、写真撮影をした後の免許証発行は驚くほどの速さでした。現代の技術すごい。
貰った免許証を専用の機器に差し込んで、暗証番号を設定するとあっけなく免許証交付が終わります。
なぞの達成感と喜びを感じながら、免許証センターから駅までの帰り道にあるくら寿司で人生2回目のびっくらぽんをしながら一人祝杯を挙げて帰りました。
試験を終えての感想
試験を受けるまではとんでもなく難しい試験だと思ってましたが、実際は私たちのチームは4人中2人が合格で半分は合格していたので、ちゃんと練習して気を付けて運転すれば必ずしもネットでいわれているような難しい試験ではないんだなと感じました。
私は動揺しまくりで全然できませんでしたが、試験官に減点されてるな…と思われる瞬間があっても気にしないで次の運転に集中することが大切だと思います。
また、試験官は試験中はピリッとした雰囲気ですが、試験後はとても親切で、インターネットでよく言われるようなわざと圧力をかけるようなこともなく比較的紳士的に試験の採点をしてくれると感じました。(試験官によると思われますが、ネットで読んだ埼玉県の一発試験の様子など、かなり試験中に圧力を感じるな。こわいな。って感じでした)
もしこのブログを読んで、一発試験に挑戦する方がいましたら、いくつかミスをして減点されたとしても、最終的に70点を超えていれば免許証が貰えます。たとえ70点を下回っても、一度した大きなミスは次の試験ではより意識を向けて気を付けるようになりますし、体が試験慣れできる貴重な体験ができたと思って気楽に受けてみてください。頑張ってくださいね!