ニュージーランドの北島を旅行した際に、InterCityのバスを利用して移動しました。
Intecityはニュージーランド国内全土にわたって就航ネットワークを持つバス会社で、FlexiPassとよばれる時間制のチケットが使えます。
本記事では、FlexiPassのメリット、予約方法、バスの乗り方、注意点について紹介します。

Flexipassとは
FlexiPassとはニュージーランドのバス会社InterCityが発行している、時間制のバスチケットです。
10h、15h、20hなど時間単位でFlexiPassのチケットを販売しており、その時間内の乗車時間ならどのようなルートを組み合わせてもよいというチケットです。
FlexiPassの乗車時間は実際の乗車時間ではなく、ホームページ上で予約の際に表示されている乗車予定時間によって計算されます。よって、3hの旅程の予約をしたけど、実際は渋滞などがおきて4hバスに乗っていたという場合も消費される時間は3hという計算です。
Flexipassのメリット
FlexiPassには次のようなメリットがあります。
出発の2時間前までならキャンセル無料
FlexiPassを利用して予約した場合、出発の2時間前までなら変更やキャンセルを追加料金なしで自由に行うことができます。
追加料金を払えばGOLDシートも利用可能
InterCityの一部のバスには、座り心地がよく足元が広いGOLDシートの座席がついている便があります。FlexiPassで予約する場合も、追加料金を払えばこのGOLDシートを選ぶことができます。
フェリーにも使える
Flexipassはニュージーランドの北島と南島をつなぐInterislander Ferry(3.5h)にも利用可能です。
ただし、Flexipassを使ってフェリーの予約をした場合、予約変更は出発の26時間前までとなります。
一部のツアーにも利用可能
Flexipassでは、いくつかのツアーにも利用可能です。
時間が足りない場合トップアップ可能
FlexiPassの時間が足りなくなった場合は3時間から時間を購入し追加可能です。
チケットの有効期限は12か月
Flexipassはパスを使って旅行の予約した時点から12ヶ月間有効です。
Flexipassと通常料金の比較方法
Flexipassの時間ごとのチケット料金はInterCityの以下のリンクから確認できます。
一方で、一般のバスチケットは時間帯によって、バス料金が異なります。
Intercityのサイトで行きたいルート、日付、人数などを入力するとバス料金が出てきます。
出てきた時間帯のバスの合計金額とFlexipassの搭乗時間の合計を比較してどちらにするか決めるとよいでしょう。私の場合、通常のチケットの方が30ドルぐらい安かったのですが、自由にキャンセルできるという点を考慮してFlexiPassの方を購入しました。
ルートが決まっている場合はTravelPassも
InterCityはトラベルパスといわれるルートは決まっているがFlexipasの柔軟性も合わせ持つチケットがあります。このチケットはFlexiPassと同様に2時間前までなら予約変更可能であったり、チケットの有効期限が12か月あるなどの特徴があります。ただし、ルートは決まっています。
価格はトラベルパスと同じルートをFlexiPassで行こうと思ったらTravel Passの方が安価に設定されているので、訪れたい土地がTravelPassと重なっている場合はこちらのチケットの方がよいでしょう。
Flexipassの使い方
FlexiPassの使い方は、希望時間分のFlexiPassを購入し、InterCityのサイトでログイン、乗りたいバスのルートを検索し予約ボタンを押すだけで完了します。

上記の①、②、③のステップについて次に詳しく説明します。
①Flexipassの購入
FlexiPassの購入はInterCityのサイトのこちらのリンクから可能です。
②Flexipassのコードを入力してログイン
Intercityのログインページに入り、Pass Holdersのタブを選択。パスを購入した時のメールについているBooking referenceナンバーと、購入した時に決めたパスワードを入力してログインします。

③乗りたいバスのルートを検索、時間帯を指定し、Bookボタンを押して予約する

実際に私が使ったFlexipasでの北島旅程プラン
実際に私は北島旅行で一部Flexipassを使って移動しました。
オークランド→ロトルアまでは別のツアーを使って移動し(ワイトモ洞窟に効率よく行けるルートがツアーしかなかったため)、ロトルア→ワイオタプ→ロトルア→タウポ→オークランドの旅程をFlexiPassで移動しました。10h分のチケットを購入し、未使用時間が3時間32分残りました。

FlexiPassの残り時間や有効期限はFlexiPassのログインページのトップ画面から確認できます。

>>タウポでの観光
InterCityのバスの乗り方
InterCityでバスに乗る際は、バスに乗る前に運転手に名前を伝えると運転手が電子端末等で予約を確認してくれます。その後、バスのトランクにスーツケースを乗せ、バスに乗り込みます。
(私は日本語の名前が上手く伝わらないか不安で予約時にInterCityから送付されてきたメールの画面を開いて待っていたのですが、ニュージーランドの現地語の響きが日本語とどこか似ているせいか割と名前を聞き取ってもらえてメール画面を使う機会はありませんでした)
InterCityのバスで注意をした方がよいこと
実際に私が体験して感じたInterCityのバスで注意した方がよいことについて書きたいと思います。
早めにバスに乗り込むのがベター
混んでいるバスに乗り込むと、すでに乗っている人が座席に置いている荷物をどけてもらったりの交渉が必要になります。私はタウポからオークランドに移動する際に、最後の方にバスに乗り込んだのですが、すでに90%近くの席が埋まっており、残りの席が一人で2席使っている人の席しか残されていなかったので陰キャの極みとしては交渉がちょっと心理的負担でした…(タウポ→オークランド便以外は、混雑しておらずゆったりとすごせました)
バスの遅延は公式サイトで調べられる
ニュージーランドのバスは遅れないという噂をインターネットで見ましたが、ロトルア→タウポの便は45分程遅れてバスが到着しました。最初、自分がバスを乗り過ごしたか不安でしたが公式サイトのバストラッカーから自分が今乗ろうとしているバスの状況を調べられたので状況判断ができてよかったです。
休憩時間などはあらかじめ調べて計画を
予約画面やバストラッカーなどで検索すると途中の停留所の予定が見れます。🍴マークのある停留所では少し長めの休憩時間があるので、その時間を考慮してトイレや食事休憩の予定を立てるとよいでしょう。

コメント