パース郊外にあるフリーマントルにある刑務所では、施設を改装し、実際に刑務所に泊まれるホテルがあります。かつての独房の名残を感じられるこのゲストハウスでは、堀に囲まれた施設のキッチンや庭を眺めながら生活をすることにより、合法的に刑務所の囚人体験をすることができます。

アクセス

フリーマントプリズンホテルは、フリーマントル駅から徒歩14分の距離にあります。スーツケースを運びながらだと少しあるくので、荷物が多い方はuberなどの利用をおすすめします。

パース駅から、フリーマントル駅までは電車を使って約30分でアクセスできます(電車料金は2 Zone分(約5ドル)です)。

フリーマントル刑務所についたら、門をくぐらずに上記画像の矢印方向にそって左側に進むとホテルのフロントがあります。

立地的にはホテルのすぐ近くにフリーマントルマーケットがあるので新鮮なカットフルーツや多様な多国籍料理のフード屋台なども手軽に楽しめます。

チェックイン/チェックアウト

フリーマントルのチェックイン時間は昼の2:00-21:00までの間、チェックアウト時間は朝の10時までの間です。

チェックイン・チェックアウト前に荷物だけ預けたい場合、荷物を預けることが可能です。フロントで荷物を預けたいことを伝えると、キッチンの近くにあるスーツケース保管庫の鍵が貰えるのでそれを利用して保管庫にスーツケースを預けます。(保管庫の中は24時間以内にスーツケースを取り出すエリアと数日スーツケースを預けるエリアに分かれています)

チェックインやタオルを借り時、チェックアウト時のスーツケースを預ける時などフロントの方数人と話したのですが、どの人も笑顔で親切なホテルでした。

部屋タイプ

部屋タイプは他の人と相部屋のタイプ(男女別の部屋と、男女兼用の部屋あり)と個室タイプがあります。

個室タイプは高いですが、部屋にバスルームがついています。

私は安さを重視して、女性専用の相部屋を利用しました。部屋には2段ベッドが2つあり、4人が宿泊できるタイプのもの。部屋は大きくなく、相部屋の人に少し気を使うのが疲れますが、シーツは清潔で寝るためだけの部屋ととらえれば満足できる部屋でした。

私が宿泊したベッド。ベッドシーツは、チェックアウト前に自分ではがして、部屋の外にある籠に入れる必要があります。

部屋の窓からの景色。鉄の棒ごしの薄暗い部屋からの風景は囚人気分が味わえて最高でした。

部屋のコンセントはオーストラリアの形のもの(ユニバーサルコンセントではない)ため、充電したい場合はオーストラリアのコンセントとつなげるようなアダプターが必要でした。

シャワーの時のタオルは、フロントに借りれるか聞いたら借りることができました。シーツと同様に使用済みタオルも部屋の外の籠に入れます。

また、各部屋の入室はカードキーでロックがかかるようになっているので、同室の人以外入ってこれないようになっています。

シャワールーム

シャワールームはいくつかあり、キッチンの近くのトイレにあるタイプと廊下にある古い個室タイプがあります。以下の画像はトイレについているタイプで、設備も新しかったです。

私はバックパッカーのホテルに滞在した経験が少なく、恥ずかしさを感じたので廊下にある個室タイプを使ったのですが、個室タイプは嫌な臭いがしたので、トイレについている方のシャワールームを使えばよかったなと後悔しています。

使い捨てスリッパを自前で用意して持って行ったのですが、シャワーを出た時に動きやすくてよかったです。

キッチン

キッチンは、レストランの厨房のような広々としたキッチンを使うことができます。近くにフリーマントルマーケットやスーパーがあるので新鮮な食材を安く手に入れることができます。

また、日曜の朝はフリーパンケーキデーとなっており、朝8:00から無料でパンケーキがでるそうです。

↓食事を食べたり談笑したりできるスペース。海外ドラマで見た風景!

キッチン近くの部屋の中で食べるスペースもあります。軽食の自動販売機の横には、海外の犯罪者風の写真がとれるスペースも笑

共同スペース

共同スペースには、いろいろな本がおいてあるミニ図書館のようなスペースや、大きいチェス、卓球台、バレーボールネットなどがあります。

堀をながめながらくつろぐ空間は何とも言えない感じがあり、貴重な経験ができました。

廊下には有名な囚人についての逸話や、フリーマントル刑務所の図面、囚人の1日のタイムスケジュールがしるされたポスターがあり、一つ一つ読むのも面白かったです。

ロッカー

部屋の中のベッド近くにはロッカーがあり、この中に貴重品を入れます。ロッカーの中にコンセントもついているので、鍵をしめながらPCやタブレットの充電ができて助かりました。

ただ、ロッカーのカギ(南京錠)は自分で用意する必要があるため、この施設に泊まる方は事前に準備しておく必要があります。

フリーマントル刑務所の口コミをみる

パースでは1泊あたり15000円~2万円程度するホテルが多いのですが、バックパッカーホテルに宿泊することにより宿泊費を抑えられました。また、刑務所に泊まるようなコンセプトホテルは高いイメージがありましたがその他のバックパッカーホテルと謙遜ないような値段で宿泊でき、他にはないホテルの滞在経験となりました。ただ、他の人と相部屋ということもあり若干落ち着かない部分もあるので、そういう方は別のホテルもしくは、このホテルの個室の部屋の予約をおすすめします。

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